歯の再生医療

歯科の分野でも再生医療に対する研究が進められています。
歯科医療の分野ではどのように再生医療を利用するのでしょうか。

歯科の再生医療について

現在、歯科に関係する再生医療の技術としては、
実用段階のものが培養骨、骨膜培養、歯肉培養、小唾液腺培養です。
そして象牙質の再生や歯そのものの丸ごとを再生することが、
これからの研究課題と言われています。
よくTVや新聞などで紹介される歯科再生医療を観ていると、
歯そのものがすぐにも再生することが出来るイメージを持ちそうになりますが、
実用化されるまでにはまだまだ長い道のりがある状況です。

再生医療に用いられる骨培養について

歯科再生医療の大きな目的として、歯を再生することがあります。
歯は骨の一部です。
そのため、再生医療として骨培養の研究が進められています。
骨の中にはMSCという骨芽細胞を誘導して骨再生を促進させる細胞が含まれています。
このMSC細胞は年を取るほど減少していきますので、骨を作る速度も遅くなります。
そこで骨培養をおこなって、高齢者の方にも子供並みの骨再生を可能にしようと研究がされています。

骨培養を行なえたら?

骨培養を行なうことができたら、培養骨を患者さんに移植して利用します。
培養骨の移植方法は培養した骨だけを患者さんに移植するのではなく、
患者さんから採血した血液のPRPとトロンビンあるいは、
β―TCPというもの混ぜ合わせて移植します。
培養骨をどこに移植するかと言いますと、抜歯したときの大きな穴、
顎の骨が欠損したところサイナスリフト時などがあります。
まだ一般的に導入されていませんが、
歯科医療の分野でこれから期待されていくでしょう。